薄毛をカバーするためのワックス選びにおいて、最も避けたいのはツヤやウェット感の強いタイプです。ジェルやグリース、油分の多いソフトワックスなどは、髪を束にして固める性質があります。髪が束になると、その隙間から地肌が見えやすくなり、薄毛が強調されてしまうのです。また、水分や油分で髪が濡れたような質感になると、本数が少なく見えてしまい、貧相な印象を与えかねません。薄毛を目立たなくさせるために選ぶべきは、ツヤのないドライ系やマット系のワックスです。これらは油分が少なく、パウダー状の成分が含まれていることが多いため、髪一本一本がパラパラとほぐれやすく、ふんわりとした質感を出しやすいのが特徴です。 マットワックスは光を反射しないため、髪の質感だけで勝負でき、視覚的に毛量を多く見せる効果が期待できます。また、セット力(ホールド力)に関しては、ある程度硬さのあるハードタイプをおすすめします。柔らかすぎるワックスでは、時間が経つと重力に負けて髪が寝てしまい、ボリュームダウンしてしまいます。ハードなセット力があれば、根元から髪を立ち上げた状態を長時間維持でき、頭頂部のボリューム不足を補うことができます。ただし、ハードワックスは伸びが悪いことがあるので、手によく馴染ませてから使う技術も必要です。パッケージに「マット」「ドライ」「クレイ」といった表記があるものを中心に選び、自分の髪質に合った最強の一本を見つけてください。